リカバリーの力
今日始まった障がい者週間
今年で二回目の参加です
そしてなんと、役場で開かれるその開会式で発表してくださいとのオファーが!
以前の自分だったら、なんでそんなことしなくちゃいけないんですか?そんなことして体調崩したらどうするんですか?なにより体調悪いんでそんなことできません、と食って掛かってたのは明らかです(苦笑)
ですが、今の自分はあら不思議、受け入れられるようになってきてるんです。
というのも、今まで小規模なところで発表してきたことで地域の為になるってのも分かり、何よりそれが自分の力にもなることが確かに分かってきたんです。
そして先生にも、「自分のリカバリーストーリーを人前で語ることは、何より自分の力になるのよ」と言われてきたことが、妙に腑に落ちてる最近なんです。
もちろん今回発表するまでには、やはり調子を崩すということをしてきました。
相当圧をかけられました。
そして、不器用な自分には複数の事を同時進行なんってこれまた大変なことなんすよ。
一週間前に10分程度にまとめ作った原稿を、3分でお願いしますといわれた、今日の昨日。慌てて支援者と削れるところを削り、伝えたいとこを絞ってという作業を前日に残ってやったこと。焦りまくりました。正直なんでもっと早く言ってくれないんだというイライラも・・・
ですが、リカバリーを歩む中で以前と違うのは、明らかに以前よりは高い位置で沈んでいたということ。なのでとりあえずご飯は食べれ、なかなか寝れなくても、とりあえずは日常生活が送れているということ。そして薬の力を上手に借りれていたこと。
以前の自分だったら、耐えられず吐いていて、話を聞いたときからご飯は食べられず、前日は眠れず、日常生活に支障アリアリ、そんな想像は容易につきます。
ですが本番、さすがに始まる前は緊張しましたが、いざ始まってみると落ち着け話しをし始めている自分がいました。
原稿を読みながら時々顔をあげる余裕もあり、聴いてくれている沢山の人々の表情も見れました。
そして今、自分が皆を引き込んでいる、それを確かに感じることさえできました。
発表し終わった後、様々な人たちが声をかけてくれました。
「よかった、すごくよかった」
「こころにジーンときた」
「心動かされるものがあった」
「グサグサ響きまくった」
「泣きそうになるのをこらえてた」
「引き込まれた」
「すごい力だ」
「さらなる伸びしろを感じました」
お偉いさんからも背を叩いてくれ、嬉しいお言葉もいただきました。
そして、確信しました。
リカバリーのピラミッドの頂点をなす、地域への貢献。
それを今、自分がしているんだと。
全文は載せられませんが、伝えたいこと
・今思うと、遅かれ早かれこうなる運命だった。今ではそう捉えられている自分がいる。そして、これらの体調は歯止めを利かす何らかのストッパーだったと思えている。
・薬は一生飲み続けるんだという覚悟が出来ると、大分割り切れ楽になれている自分がいる。
・薬を飲まなくなるのがゴールではない、飲みながらでも生活の質が保てるならそれでいいじゃん。
・そうやって薬の力も上手に借りてでも、きっと人生って楽しんだもん勝ちなんだな、と思えた出来事もあった。そのことを主治医に話すと、本当に喜んでくれ、そこなんだよ!よくそこに気付いたね、すごいよ!と、今ではそう言あえる関係性にもなったこと。
・今を確かに生きている、今が今までの中で一番自分らしさが出せている。
・まさかこのように人前で自分のことを話す日が来るなんて、渦中の自分には想像すらできなかった。同時にあの頃の自分は今の自分を想像できたか、と言われれば絶対に出来ていなかった。
・回復していく力は薬だけではないということを声を大きく伝えていきたい。
以上です