満たしてくれるものは・・・
ご無沙汰しております。
なんとか、なんとか、苦しくなりながらも薬の力をかり、仕事に行けています。
ドアツードアで40~45分ぐらいなところを、1時間かけて通勤しています。
じゃあ15分どうしているかって?
遅延が怖いんで、一本早い電車で行き、着いた駅(ラッシュも終わった下りホーム、人はあんまりいない)のホームのベンチに座り、朝淹れたお茶でティータイム。そして、看板に隠れてストレッチしているんです(笑)
そして、よし時間だ!って気持ちを切り替え職場へ向かっています。
このルーティーンは欠かせてません。
職場は女性が多いんですが、幸いにも、ギスギス、ズケズケ、感じ悪い、という雰囲気じゃないことに救われています。そして、気にかけて声をかけてくれる人に、救われたりもしています。
そうしているうちに、給料日も過ぎ、初給料を手にしました。
私はこの初給料を次の2つに使おうと、もらう前から決めていました。
・家族を寿司に連れていく
・お世話になった支援機関にルピシアの大好きなお茶、ナツコイを渡す
ここまで形に出来た事、皆が喜んでくれたこと、ただただ嬉しいです。それにしてもよくここまでもってきたこと、我ながら驚いています。そして、リカバリーストーリーを歩む中で、幸だか不幸だか、体調のことで当たり前の事が出来ず、明らかにおかしかったあの頃の感覚を忘れかけてきている自分がいます。こんな一言ではとてもじゃまとめきれませんが。
ですが、以前先生に
「ここまでこれた思いひとしおなんです。だけどここまでこれたからこそ向き合わされるもの大いにあるんです」
ハッキリとこう言われました。
「そこは一生苦しむから」
先生は精神障害のことを氷山に例えてよくいっていくれます。水面から出た部分が症状とすると、それらは薬や環境で上下する。だけど、氷山の大きさってのは変わらないんだからね、と。
つまりそういうことらしいです。
そんな先生にも、ここまで形にできたこと感謝しています、スタッフ皆さんで飲んでくださいと、ルピシアの大好きなナツコイを渡しました。ありがたくいただきます、と言った先生の笑み、忘れられません。